「キャプテン・フィリップス」は、ソマリア海賊の現実の恐ろしさを疑似体験できるような映画でした。

リチャード・フィリップス船長トム・ハンクスさんが良かった。娯楽映画の何か格闘能力などがあるわけでもなく、普通の船長がソマリア海賊に襲われてしまう。トム・ハンクスさんの演技も良かっただけでなく、ソマリア海賊役の人たちが怖くて良かった。アメリカの海軍と比べると、明らかにソマリア海賊は痩せていて、武装はしているが少人数だし、それでも海賊行為をするしかないという状況を考えさせられる。

フィリップス船長はいつものように家を車で出て、仕事に向かう。それに対して、ソマリアでは元漁師などが漁船などに偽装し、武装をして海賊行為のために海に向かう。そして、小型の漁船に偽装した船で巨大なコンテナ船をシージャックしてしまう。これが2009年のソマリア海域人質事件の実話を元にした映画なのだから、日本の船も通っているし、知っておくべき事なのだろう。もし、日本のタンカーだったら、どうなるのか心配になってしまう内容です。

「キャプテン・フィリップス」
2013年11月29日(金)公開
監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス/リチャード・フィリップス
キャサリン・キーナー/アンドレア・フィリップス
バーカッド・アブディ/ムセ
バーカッド・アブディラマン/ビラル
ファイサル・アメッド/ナジェ
マハト・M・アリ/エルミ
マイケル・チャーナス/シェーン・マーフィー
コーリイ・ジョンソン/ケン・クイン
マックス・マーティーニ/SEAL部隊長
クリス・マルケイ/ジョン・クローナン
ユル・バスケス/フランク・カステラーノ艦長
デビッド・ウォーショフスキー/マイク・ペリー
「キャプテン・フィリップス」公式サイト
http://www.captainphillips.jp/