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2011年(第83回)アカデミー賞

2011年(第83回)アカデミー賞が発表されました。

「英国王のスピーチ」は作品賞。監督賞 トム・フーパー。脚本賞。主演男優賞 コリン・ファース。
作品賞は「ソーシャルネットワーク」か?「英国王のスピーチ」か?と言われていた。アカデミー賞らしい選択です。

「ソーシャルネットワーク」は脚色賞。編集賞。作曲賞。もう少し賞を取るかと思っていたのですが、予想が外れました。

渡辺謙が出演した「インセプション」は視覚効果賞。撮影賞。音響編集賞。音響賞。

と気になっていた作品のアカデミー賞の結果でした。


「ソーシャル・ネットワーク」の感想

話題の「ソーシャル・ネットワーク」を見てきました。

話題になり、ゴールデングローブ賞授賞式で映画ドラマ部門の作品賞、監督賞、脚本賞、作曲賞に輝いただけあります。今年の映画の中でも上位になる映画でしょう。

アメリカならでは環境で生まれた、大学の中から、学生がベンチャー企業で成功するというのを描いています。「ソーシャル・ネットワーク」で「Facebook」という、つい最近にベンチャー企業です。やはり、最初か権利や株などの割合を決めたり、その後に投資会社や訴訟などとアメリカらしいという感じです。

まずは監督のデヴィッド・フィンチャーさん、脚本のアーロン・ソーキンさんの質の高さが映画を退屈になりそうな内容をいい映画にしている。リアルとネット。投資や株式や訴訟で巨額の利益。という問題を提示して、考えさせられる。

マーク・ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグさんはいいですね。本人には悪気はないんだろうが、周りからはいかにもプログラマーという感じ。それにしても早口な役でした。それも役の一部で、性格を表現しています。

エドゥアルド・サベリン約のアンドリュー・ガーフィールドさんもいいですね。この役も悪気がある訳じゃない。最初に資金を提供するという重要な役割です。その後に利益の出すことのタイミングなどで揉め始めてしまう。

ショーン・パーカー役のジャスティン・ティンバーレイクさんはナップスター創設者。やはり、彼の経験が急激な成長には欠かせなかったんだろう。これもアメリカだからなのか自己破産で終わっている所からです。個人の資産まで、借金を背負って、破産という日本との違いを感じます。

ラストもハッピーエンドに近いような感じでしょうか。それぞれが、和解したという意味です。それにしても巨額な和解金です。大学の敷地もどれだけ広いのか?いろんな問題もあるが、日本から世界規模のベンチャーが育たないヒントがこの映画にはあるのかもしれない。

この映画はオススメです!

公式ページ「ソーシャル・ネットワーク」 http://www.socialnetwork-movie.jp/