「リンカーン」を見ました。重みのある良い映画です。良かったです。
この「リンカーン」は、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーン大統領に再選された1865年。アメリカを内戦状態に追い込んだ南北戦争は4年目に突入したが、彼は奴隷制度を永遠に葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるまでは戦いを終わらせないという強い決意というストーリー。この内容から、「リンカーン」を見るにはある程度のアメリカとリンカーン大統領についての予備知識を持ってから見に行くことをオススメします。
スティーヴン・スピルバーグ監督が、第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンを政治家としてだけではなく、父として、夫としても描いています。息子を膝の上に乗せているシーンは印象的です。スティーヴン・スピルバーグ監督のSFやアクションなどのエンターテイメント的な映画ではないが、奴隷制度を永遠に葬り去る合衆国憲法修正第13条を下院議会で批准させるという強い信念と理想を実行するために伝記的なドキュメンタリー映画としていい映画になっています。
アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンをダニエル・デイ=ルイスが素晴らしい演技と、本物のように見えてしまうほどに似ている。しゃべり方までも。理想を実現するための理想のリーダー像を演じながら、苦悩や家族との関係なども描かれており、重みがありました。
この「リンカーン」を見て、つまらないや面白くないと感じる人は、政治について無頓着なのだろう。
上映時間は長いが、観ていると長くは感じることはなかった。1度目はシネコンで見て、2度目・3度目は家でゆっくり観たくなる「リンカーン」でした。重みのある良い映画でした。
「リンカーン」
2013年4月19日(金)公開
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演者:ダニエル・デイ=ルイス:エイブラハム・リンカーン
サリー・フィールド:メアリー・トッド・リンカーン
デヴィッド・ストラザーン:ウィリアム・スワード
ジョセフ・ゴードン=レヴィット:ロバート・リンカーン
ジェームズ・スペイダー:W.N.ビルボ
ハル・ホルブルック:ブレストン・ブレア
トミー・リー・ジョーンズ:タデウス・スティーブンス
「リンカーン」公式サイト
http://www.foxmovies.jp/lincoln-movie/