「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」村上 龍
「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」を読み終わりました。
村上 龍さんの「同情ではない。怒りだ!」というのがわかる本でした。マスコミやらどこかの復興支援で「絆」を使って、なんでも復興に結びつけたり、なぜ婚活をしないといけないのか?そこまでユッケを規制するのか?などなどの村上 龍さんの視点で書かれています。やはり、村上 龍さんの洞察力・観察力は問題の本当の理由まで書かれているので、とても面白くて、「同情ではない。怒りだ!」という思いになりますね。
特に「期待は甘えとほとんど同義語だ。」の章です。政治に対しては、「期待」をするのでなく、単に「監視」をする。と言うのが、とても印象に残りました。本の中では、もと書いてあるので、本を読んでください。
オススメの本です!
「櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。」村上 龍
目次
婚活ブームとこの国の未来
海の向こうの戦争
テロという選択肢
基本的に下の世代には興味がない。
期待は甘えとほとんど同義語だ。
日本人すべてに与えられた試練
ダメ元で、レバ刺し!
「憂鬱」と「希望」
「差別」と「偏愛」
「満足」より「感動」
飢餓と食の汚染
若者は常に時代の犠牲者
『半島を出よ』と韓国映画
若者の病理と文学
有名と無名のメリット
プロテニスと国際化
「3・11」から一年
櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。
書名:櫻の樹の下には瓦礫が埋まっている。
著者:村上 龍
出版社:宝島社
ISBN-13:978-4584134238
URL:http://www.kk-bestsellers.com/cgi-bin/detail.cgi?isbn=978-4-584-13423-8