「無趣味のすすめ 拡大決定版」村上龍を読み終わりました。

カンブリア宮殿での村上龍さんを見ていると、この「無趣味のすすめ 拡大決定版」という本は自然に感じます。

タイトルの「無趣味のすすめ 拡大決定版」からすると、趣味を否定して、仕事をして、仕事をして勝ち組にという内容を想像しそうです。しかし、そんな事をしている人や、ひたすら成功する成功本ばかり読んでいる人に特にオススメです。

日本のマスコミや政治家の得意とする曖昧な言葉で、本質を避けて、なんとなく説明をしているようだ。夢や抽象的な言葉ばかりを並べて、説得力に欠けてしまっている人。などについても書かれています。

趣味が悪いわけではないが、いい大人は、もっと奥深く本質を見抜く力が必要とされていることを教えてくれる本です。非常にコンパクトに村上龍さんの仕事の仕方や生き方や考え方がまとめられています。とてもシンプルで、説得力があり、哲学的な、広範囲な事が書かれていて、オススメです。あっという間に読んでしまいました。

この「無趣味のすすめ 拡大決定版」の内容からすると、僕も無趣味に近いのかもしれない。周りからは、趣味や好きなことと言われていることは、仕事の一部や仕事にしたいことが続いているのだから。

書名:無趣味のすすめ 拡大決定版
出版社:幻冬舎
著者:村上 龍
値段:480円
ISBN:978-4344416628
公式ページ http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=202556