「どんな時代もタフに生き抜く働き方を教えよう 最強マフィアの仕事術」マイケル・フランゼーゼを読み終わりました。

おもしろく、「どんな時代もタフに生き抜く働き方を教えよう 最強マフィアの仕事術」とは何かを書いてありました。

「どんな時代もタフに生き抜く働き方を教えよう 最強マフィアの仕事術」とアメリカを代表する雑誌『ライフ』誌では「マフィア界の若き天才」と、『ヴァニティ・フェア』誌では「アル・カポネの再来! 今最も大金を稼ぐマフィア」と、紹介された「マイケル・フランゼーゼ」という名前から非合法でもお金儲けのためになら、何をしてもいいといいような事が書いてるわけではありません。さらに、それらの行動を勧めているわけでもない。

目次
第1章 マフィアだけが知っている実戦の知恵を教えよう
第2章 基本を知らないヤツはどこにいっても成功できない
第3章 結果よければすべてよし!? マキャベリの罠に気をつけろ
第4章 本当の成功を手にしたいならソロモンの教えに学べ!
第5章 おしゃべりなヤツは大物にはなれない
第6章 マフィア流の会議術、シットダウンから交渉テクニックを学べ
第7章 失敗はいつか成功するためにするものだ
第8章 法律を守れ、税金はきちんと払え、仕事は誠実にしろ
第9章 マキャベリかソロモンか、あなた自身の師を選べ
第10章 本当の成功とは? 自分にとっての「成功」を定義せよ

これらの目次からでもわかるように、ビジネスでもプライベートでも関係なく誰にでも役に立つ事が書かれています。「最強マフィアの仕事術」とのタイトルから、「結果よければすべてよし!? マキャベリの罠に気をつけろ」、「法律を守れ、税金はきちんと払え、仕事は誠実にしろ」という目次には意外に思う方も多いのじゃないでしょうか。マイケル・フランゼーゼの獄中まで国税局から税金の請求書が届き、カード払いがでくるらしい、とんでもなくしつこい。エンロンやワールド・コムの不正会計問題なども本書に登場する。日本では似たようなことで言うとライブドアがそれに当たるだろう。

中でも気に入った箇所を紹介しよう
「成功を約束するビジネス書にだまされるな」、「はっきり言おう。ビジネスの成功を保証する秘訣など存在しない」、「計画を立て、計画に沿ってハードに働き、集中すべき仕事を見極め、ともに目標達成に向けて働く仲間をつくる。そのすべてを、ソロモンの教えに沿って行うのだ。」

さらにコピーの
〈帯コピー〉
〝アル・カポネの再来〟と言われた
トップマフィアが教える「常識はずれの成功ルール」

アメリカで、台湾で、ベストセラー! 待望の翻訳!!

金と名声を手にする最短コースを教えよう。
ただし、そこには落とし穴があるのだが……。

〈ボディコピー〉
マキャベリ流成果主義か、ソロモン流誠実さか、
それが問題だ。

「マキャベリの教え」とは、「どんな手段をとろうと、結果を出すことがすべて」──。
これはマフィアの思想そのものだ。
一方、ソロモンは「本当の成功のためには、誠実で、高潔で、勤勉であらねばならない」──と教えている。
あなたは、どちらの生き方を選ぶのか? 本書を読めば答えが出せるだろう。

と、かなり気になるコピーが並んでいる。

他のビジネス書を何冊も何冊も読むなら「どんな時代もタフに生き抜く働き方を教えよう 最強マフィアの仕事術」と「マネジメント【エッセンシャル版】基本と原則」だけで、十分でしょう。

書名:どんな時代もタフに生き抜く働き方を教えよう 最強マフィアの仕事術
出版社:株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:マイケル・フランゼーゼ 著/花塚恵 訳
値段:1575円
ISBN:978-4761267438
公式ページ http://www.d21.co.jp/modules/shop/product_info.php?products_id=844