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「スポットライト 世紀のスクープ」は真のジャーナリストのあり方を思い知らされた映画

映画『スポットライト 世紀のスクープ』予告篇

「スポットライト 世紀のスクープ」を見てきました。

アメリカの新聞「The Boston Globe」の記者たちが、カトリック教会の醜聞を暴いた実話を基に描くスリリングな社会派ドラマで、しっかりとしたドキュメンタリー映画でした。

権力に対してのマスコミやジャーナリストの役目とは?

日本では、カトリック教会という内容なので実感しにくいかもしれないが、地元の昔からある組織で信仰の対象という感じだろうか。そして、反論をする人の方が少ないという影響力がある。そういう組織に対して、調査をして、真実も確認して、報道をするというジャーナリストの真面目な仕事を描いている。

最近のネットニュースのような批判だけ、情報をもらっての報道などとは真逆のジャーナリストの映画です。

映画としては、地味な映画ですが、いい映画です。こういう映画をちゃんと作るのは、アメリカらしい。

この映画を見ると日本のマスコミ・ジャーナリストは何をしているのだろうか?民主主義にはマスコミの力が必要なのに。

「スポットライト 世紀のスクープ」
2016/4/15(金)公開
監督:トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ/マイク・レゼンデス
マイケル・キートン/ウォルター・“ロビー”・ロビンソン
レイチェル・マクアダムス/サーシャ・ファイファー
リーブ・シュレイバー/マーティ・バロン
ジョン・スラッテリー/ベン・ブラッドリー・Jr.
ブライアン・ダーシー・ジェーム/ズマット・キャロル
スタンリー・トゥッチ
ビリー・クラダップ
ジェイミー・シェリダン
「スポットライト 世紀のスクープ」公式サイト
http://spotlight-scoop.com/


2013年11月公開のおすすめ映画は「悪の法則」、「かぐや姫の物語」、「キャプテン・フィリップス」

「悪の法則」
2013年11月15日(金)公開
リドリー・スコット監督で、マイケル・ファスベンダー、 ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、 ハビエル・バルデム、ブラッド・ピットとの巨匠と豪華なキャストの映画です。
カリフォルニアを舞台にてのセレブリティたちが危険な罠に落ちていくサスペンス。脚本も「ノーカントリー」のコーマック・マッカーシーが書き下ろしたオリジナル作品。
単なるサスペンスにはならないような組み合わせの映画のようで、面白い映画になってそうです。

「悪の法則」
監督:リドリー・スコット
脚本:コーマック・マッカーシー
出演:マイケル・ファスベンダー/カウンセラー
ペネロペ・クルス/ローラ
キャメロン・ディアス/マルキナ
ハビエル・バルデム/ライナー
ブラッド・ピット/ウェストリー
「悪の法則」公式サイト
http://www.foxmovies.jp/akuno-housoku/

 

「かぐや姫の物語」
2013年11月23日(土)公開
制作期間8年、制作費50億円の高畑勲監督のジブリ作品。
「竹取物語」を題材に、「姫の犯した罪と罰」という、のが気になる映画です。映像も手書きの絵本が動いているようで、見たこともないような映像。作画完成前に声を収録するプレスコ方式ということで、他界した俳優の地井武男さんも声優として出演しています。
時間もお金もだが、作り込んだ映画として、それだけでも観に行く価値は十分。オススメの映画です。

「かぐや姫の物語」
監督:高畑勲
出演:朝倉あき/かぐや姫
高良健吾/捨丸
地井武男/翁
宮本信子/媼
高畑淳子/相模
田畑智子/女童
立川志の輔/斎部秋田
上川隆也/石作皇子
伊集院光/阿部右大臣
宇崎竜童/大伴大納言
古城環/石上中納言
中村七之助/御門
橋爪功/車持皇子
朝丘雪路/北の方
仲代達矢/炭焼きの老人
「かぐや姫の物語」公式サイト
http://www.kaguyahime-monogatari.jp/

 

「キャプテン・フィリップス」
2013年11月29日(金)公開
海賊が今もいるというのは、日本では考えにくいことだが、世界の中では今も問題になっている。
2009年のソマリア海域人質事件の実話が元になっている。ベテラン船長リチャード・フィリップスをトム・ハンクス。20人の乗組員を解放することと引き換えに自ら拘束され、たった1人でソマリア人の海賊と命がけの駆け引きを始める。米海軍特殊部隊の救出作戦とともに、緊迫した4日間を描く。乗組員を救った感動実話が完全映画化ということらしいので、観に行ってもいいのかな。

「キャプテン・フィリップス」
監督:ポール・グリーングラス
出演:トム・ハンクス/リチャード・フィリップス
キャサリン・キーナー/アンドレア・フィリップス
バーカッド・アブディ/ムセ
バーカッド・アブディラマン/ビラル
ファイサル・アメッド/ナジェ
マハト・M・アリ/エルミ
マイケル・チャーナス/シェーン・マーフィー
コーリイ・ジョンソン/ケン・クイン
マックス・マーティーニ/SEAL部隊長
クリス・マルケイ/ジョン・クローナン
ユル・バスケス/フランク・カステラーノ艦長
デビッド・ウォーショフスキー/マイク・ペリー
「キャプテン・フィリップス」公式サイト
http://www.captainphillips.jp/


「凶悪」を見ました。まさに極悪非道のピエール瀧とリリー・フランキー。特に山田孝之がいい。濃厚な映画でした。

「凶悪」を見ました。濃厚な映画でした。

まずは、余罪を告発する死刑囚の須藤純次役をピエール瀧さん。服装・髪型・肉体・入れ墨はもちろんだが、極悪非道な役を演じています。まさに殺人を何とも思っていないようで、まさに悪人。殺し方も血が派手に飛び散るというのも多くはないのが、現実感があるようで、良かった。それが、刑務所では、あの迫力はどこに?反省をしているようだが、先生を許せずに告発をする。裁判では、死刑を先延ばしにする目的もあったことを告発する。この捕まる前と刑務所との別人のような表情など、演技がとてもよかった。その先生と呼ばれている木村孝雄リリー・フランキーさん。不動産ブローカー。この人が頭を使い保険金殺人などを計画して、須藤ら実行をする。須藤が暴力的に殺しなどをしているが、先生は笑いながら狂ったように楽しんでいるように殺しなどをする。この狂ったような悪人を、リリー・フランキーさんが適役過ぎるほどでした。

そして、ジャーナリストの藤井修一山田孝之さんで、とても良かった。ストーリーが進むほどに、雰囲気も変わっていく。取材を奨めて、面会をして、この中ですさんでいく。藤井の家庭では、母が認知症で、妻から悩みを相談されているのだが、事件を追ってしまう。単純に正義のためにというジャーナリストではない。家庭問題があるのに、逃げている面もあるようだ。しかも、上司命令で、死刑囚の須藤純次を取材に行くが、許可は降りなかった。それなのに、事件を取材して、会社に顔を出さなかったりと。証拠などを集めて記事にして、部数は伸ばす事になる。演技力が凄かった。

「凶悪」は、暴力的なシーンだけでなく、刑務所での面会のシーンが多い映画です。この面会のシーンでの山田孝之さんとピエール瀧さんが特に良かった。ほとんど小道具もなければ、座っているままの対面。体の動きもほとんど無いのに、引き込まれてしまった。

「凶悪」は、実話を元にした映画。原作は、ベストセラーノンフィクション「凶悪-ある死刑囚の告発-」です。やはり、ノン・フィクションの映画は、凄かった。映像も、暗めで、重かったのが良かった。重い映画だが、見応えのある映画だった。

とにかく、山田孝之さん、リリー・フランキーさん、ピエール瀧さんの配役が素晴らしい。演技もとても良かった。オススメの映画です。

「凶悪」
監督:白石和彌
出演者:山田孝之/藤井修一
ピエール瀧/須藤純次
池脇千鶴/藤井洋子
リリー・フランキー/木村孝雄
白川和子
吉村実子
小林且弥
斉藤悠
米村亮太朗
松岡依都美
ジジ・ぶぅ
村岡希美
外波山文明
廣末哲万
九十九一
原扶貴子
「凶悪」公式サイト
http://www.kyouaku.com/


2012年10月公開のおすすめ映画「アルゴ」

「アルゴ」
2012年10月26日(金)公開
「アルゴ」は実話です。アメリカのCIAが18年間封印した、最高機密情報。1979年11月のイランで、過激派がアメリカ大使館を襲撃、大使館員を人質になってしまった。特殊部隊の突入とかではなく、CIAが仕掛けた人質救出作戦は「ウソの映画製作」だった?まるで、映画のシナリオのような作戦をしていたなんて。実話であり、失敗が許されない作戦。緊張感のある映画で、面白そうです。

「アルゴ」
監督:ベン・アフレック
出演:ベン・アフレック
ブライアン・クランストン
アラン・アーキン
ジョン・グッドマン

「アルゴ」公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/argo/


2011年10月公開のおすすめ映画「ワイルド・スピード MEGA MAX」「はやぶさ/HAYABUSA」「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」「ツレがうつになりまして。」「夜明けの街で」「スマグラー おまえの未来を運べ」

2011年10月公開のおすすめ映画

10月1日公開
「ワイルド・スピード MEGA MAX」(FAST FIVE)
「ワイルド・スピード」シリーズの5作品目です。もちろんキャストはヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ジョーダナ・ブリュースタです!そして、今回はドウェイン・ジョンソンも登場!WWEではザ・ロックがドミニクとブライアンを逮捕するという特命を受けた連邦捜査官・ルーク役です。
今年最大級のカーアクション映画です。カッコイイ・パワーのあるカスタマイズされた車・カッコイイ男・セクシーな女。面白くないなんて、ありえない映画です。
車で見に行く人は、安全運転で帰りましょう!
「ワイルド・スピード MEGA MAX」公式サイト
http://mega-max.jp/
「Fast Five Movie Officia Site」(本家、英語)
http://www.fastfivemovie.com/

10月1日公開
「はやぶさ/HAYABUSA」
2010年奇跡の帰還を果たし、日本だけでなく世界を感動させた小惑星探査機<はやぶさ>の7年間にわたる挑戦と苦闘の日々の物語に基づき描き出す物語。
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと、JAXA相模原キャンパスでのロケもありました。親子で、学生に、理系に興味を持ってくれる人が増えそうな映画です。
監督 堤幸彦
出演 竹内結子、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史
映画『はやぶさ/HAYABUSA』公式サイト 10_1 ROADSHOW
http://movies.foxjapan.com/hayabusa/index.html

10月7日公開
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」(RISE OF THE PLANET OF THE APES)
ピエール・ブール原作のSF映画の金字塔「猿の惑星」を基に、これまでにも映像化されてきたその前日譚を改めて描き直すSFアクション大作。
現代の米サンフランシスコを舞台に、遺伝子操作によって高い知能をもち人間たちを支配しようと企む猿たちがどうなって、どうやって、自我に目覚めて反乱を始めるのか?最新のVFXで、原作では描かれなかった、猿による人間の支配がどう始まったかが新たな解釈で描かれ、楽しみでもあり、遺伝子操作はどうなのか?大人向け映画化もしれない。
監督 ルパート・ワイアット
出演 ジェームズ・フランコ、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー
映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」オフィシャルサイト
http://www.foxmovies.jp/saruwaku/

10月8日公開
「ツレがうつになりまして。」
「ツレがうつになりまして。」は実話である。作者・細川貂々さんが、夫のうつ病と向き合って暮らした数年間を描いている。最初は周囲に知られたくないと思っていた作者が、「ツレがうつになりまして仕事を下さい!」とカミングアウトしたことで、この本は生まれることになった。夫婦がたくましく成長する物語を、原作のテイストそのままに完全映画化!
温かくなるような映画です。
監督 佐々部清
出演 宮崎あおい、堺雅人、吹越満
映画「ツレがうつになりまして。」公式サイト
http://www.tsureutsu.jp/

10月8日公開
「夜明けの街で」
不倫を忌み嫌っていたはずの中年サラリーマンがふとしたことから派遣社員と恋に落ち、やがて相手から思いも寄らぬ秘密を打ち明けられ、情愛と現実のはざまで関係がねじれていく姿を描くラブストーリー。累計120万部を突破した東野圭吾のベストセラー小説を待望の映画化!
岸谷五朗さん、深田恭子さん、木村多江さんの演技派で、楽しみな映画です。
監督 若松節朗
出演 岸谷五朗、深田恭子、木村多江
映画『夜明けの街で』公式サイト
http://www.yoakenomachide.jp/index.html
 
10月22日公開
「スマグラー おまえの未来を運べ」
砧は借金返済のために、日給5万円という高額の運送屋のアルバイトをすることに。
その金額からしても、普通の仕事ではない。そのリスクのある世界であることをして、どうなるのか?
監督 石井克人
出演 妻夫木聡、永瀬正敏、松雪泰子
映画「スマグラー おまえの未来を運べ」公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/smuggler/index.html 

今年の秋の夜長にはシネコンで過ごすにはイイ映画が揃っています。